要約
質問は、「高齢者って自動車免許返納したら急にボケるって本当?」です。
回答1では、高齢者の交通事故件数が増加している一方、若年層にも事故が多いことや、高齢者による単独事故が多い点が指摘されています。
回答2では、高齢者が自主的に免許を返納し、現役感や責任ある仕事を持つことがボケ対策になる可能性を示唆しています。
回答3では、運転能力の低下での返納時期について、個人の意思や運転と人生の結びつき、制度について論じられています。
回答4では、家族の経験を通して、自主返納の意義や制度面、老後の生活対策について述べられています。高齢者の認知症予防や生活の選択肢について触れられています。
以下はQuora(クオーラ)というQ&Aサイトの問答の要約と問答のリストです。個人の回答であり、確定情報ではないことをご理解してご覧ください。
高齢者って自動車免許返納したら急にボケるって本当?
回答1
このグラフを見ると、第一当事者(事故を起こした人)に占める高齢者の割合が増えているのが分かると思います。
65~74歳と75歳以上の発生件数は、平成20年頃からずっと変わらないのに、それ以外の年代の発生件数が減っているので、高齢者率が増えていくのは当然です。
ただ、高齢者の人口は増え続けていていくのに対して、若年層では運転免許を取らない人が増えています。
各年代の人口10万人当たりの第一当事者の人数を見ると、高齢者以上に若年層の発生件数が圧倒的に高いです。
30~60代と比べると、70代以上で事故発生件数は徐々に高くなるので注意は必要ですが、それ以上に若者の事故にも対策は必要でしょう。
75歳以上の事故状況で特徴的なのは、単独事故が多い事で、人対車両の事故は少ないです。駐車場でのペダルの踏み間違いや路線逸脱については、最近の自動車は安全装備で防ぐ事ができるので、自動車の更新が進めば高齢者の事故率は抑えられるかもしれません。
海外では、日本ほど高齢者を叩く傾向はありません。
日本のメディアや大衆は、目立つ事故が起こると、みんなで悪者を作り上げてフルボッコにする傾向があります。高齢者が事故を起こすたびに高齢者全般が悪者にされて「免許返納しろ」と叩かれるのですが、結
このグラフを見ると、第一当事者(事故を起こした人)に占める高齢者の割合が増えているのが分かると思います。
65~74歳と75歳以上の発生件数は、平成20年頃からずっと変わらないのに、それ以外の年代の発生件数が減っているので、高齢者率が増えていくのは当然です。
ただ、高齢者の人口は増え続けていていくのに対して、若年層では運転免許を取らない人が増えています。
各年代の人口10万人当たりの第一当事者の人数を見ると、高齢者以上に若年層の発生件数が圧倒的に高いです。
30~60代と比べると、70代以上で事故発生件数は徐々に高くなるので注意は必要ですが、それ以上に若者の事故にも対策は必要でしょう。
75歳以上の事故状況で特徴的なのは、単独事故が多い事で、人対車両の事故は少ないです。駐車場でのペダルの踏み間違いや路線逸脱については、最近の自動車は安全装備で防ぐ事ができるので、自動車の更新が進めば高齢者の事故率は抑えられるかもしれません。
海外では、日本ほど高齢者を叩く傾向はありません。
日本のメディアや大衆は、目立つ事故が起こると、みんなで悪者を作り上げてフルボッコにする傾向があります。高齢者が事故を起こすたびに高齢者全般が悪者にされて「免許返納しろ」と叩かれるのですが、結局事故を起こすか起こさないかは個人の問題であり、高齢者でも無事故無違反の人はたくさんいます。
規制するのなら、年齢で一括りにするのではなく、免許の更新時に全員の運転能力を数値評価して、点数で足切りする方が良いと思います。
高齢者でも高得点を取れれば免許を維持できるし、若年層でもセンスのない人は免許をはく奪する方が事故抑制には効果がありそうです。
回答2
必ずしもそうでは無いと思います。
車好きだった父は、意外なことに80代になってすぐに免許を返納しました。曰く「頭の中で地図が描けなくなった」だそうです。
父は自身で会社を興し、今はその会社を私が引き継いでいます。もちろん、すでに父が営業現場に立つことはありませんが、私は父が90になった今でも帳簿のチェックや資金繰りの相談などをお願いしています。適度な「現役感」を持っていた方が、ボケなどの状態になりづらいのでは?と考えているからです。
それが功を奏しているかどうかは分かりませんが、今の父は多少物忘れはあるものの、施設や介護をお願いするといった状態ではなく、昨日も元気にゴルフに行ってきましたよ。
一説によると車の運転は特に男性の自尊心と大きく関わりがあるとのこと。自尊心はおそらく脳の働きに大きく影響を与えているのではないでしょうか?となると、免許を返納してからも、地域の活動や家庭の中での役割、しっかりと責任のある仕事をすることで、ある程度のボケ対策になるのではないでしょうか?
回答3
運転能力が低下したら、返納すべき時が来ると思いますが、「返納すべき!」という人が思うほど、ことは簡単ではないと思っています。
今、返納すべき年齢に到達している70〜90歳の人は、高度経済成長の入り口に免許を取って運転をしはじめた、いわば最初の「自動車世代」です。
「いつかはクラウン」の言葉が示すように、大学を出て、アルバイトでボロボロの小型車を買って、社会の中で出世するとともに大きなクルマに乗り換えてきました。
係長、課長、部長……と出世し、結婚して、家を買って、子供が生まれ、育っていきました。
いわば、クルマが人生だった最初の世代です。奥さんとの最初のデートも自慢の(ボロだったかもしれませんが)クルマだったでしょうし、子供たちを乗せて海水浴にも行ったと思います。
人生がクルマとともにあった人にとっては、クルマを降りるというのは、人生を降りることに等しいのだと思います。「私の人生はもう、終焉を迎える」と認めることに。
もちろん、誰にでもそんな日が来ることは分かっていますが、いつか死ぬからといって、自分から死ぬわけにはいかないと同じように、自分からクルマを降りるの難しいようです。
また、歳を取ると、我々が思っているよりも、判断力や決断力、自己を客観的に見る能力が低下してくるようです。運転が危なくなっているレベルの人は「運転をやめる」という判断もできなくなっているようです。
私見としては、年齢で返納さ
運転能力が低下したら、返納すべき時が来ると思いますが、「返納すべき!」という人が思うほど、ことは簡単ではないと思っています。
今、返納すべき年齢に到達している70〜90歳の人は、高度経済成長の入り口に免許を取って運転をしはじめた、いわば最初の「自動車世代」です。
「いつかはクラウン」の言葉が示すように、大学を出て、アルバイトでボロボロの小型車を買って、社会の中で出世するとともに大きなクルマに乗り換えてきました。
係長、課長、部長……と出世し、結婚して、家を買って、子供が生まれ、育っていきました。
いわば、クルマが人生だった最初の世代です。奥さんとの最初のデートも自慢の(ボロだったかもしれませんが)クルマだったでしょうし、子供たちを乗せて海水浴にも行ったと思います。
人生がクルマとともにあった人にとっては、クルマを降りるというのは、人生を降りることに等しいのだと思います。「私の人生はもう、終焉を迎える」と認めることに。
もちろん、誰にでもそんな日が来ることは分かっていますが、いつか死ぬからといって、自分から死ぬわけにはいかないと同じように、自分からクルマを降りるの難しいようです。
また、歳を取ると、我々が思っているよりも、判断力や決断力、自己を客観的に見る能力が低下してくるようです。運転が危なくなっているレベルの人は「運転をやめる」という判断もできなくなっているようです。
私見としては、年齢で返納させるのには反対です。成長と違い老化の個人差は大きく60歳でもう運転をやめた方がいいような人もいれば、75歳になってもまずまず上手な人もいるのではないかと思います。
制度として運転免許の定期的な試験を行って、それに落ちたら免許を返納するするようにすべきだと思っていますが、若者の試験の「落ちてもまた、次のチャレンジを!」ではなく「これで永遠に終了」となってしまうので、判断が難しいことと思います。
いずれにしても、対策が必要な事案だとは思っていますが。
回答4
解答リクエストありがとうございます。運転好きな私も自動車免許を返納しなければならない時期が 何れ来ると思うとライフスタイルの見直しをする必要があります。
90歳を迎えるお袋が免許を返納したのが85歳の時でした。私の目から見てまだまだ行けると思えたのですが 本人に言わせると更新時講習がつらい、との事。お袋の運転技量は上手で送迎で乗せてもらっても不安は無かったのですが、後期高齢者に差し掛かると講習のハードルは上がるようですね。質問内容をお袋に当てはめてみます。
①若者から尊敬される その場合の若者とは私のことですね、私は尊敬します。更新する技量がありながら(しなかったけど) 自主返納する勇気ですね。田舎で暮らす私たちにとって生活の足である車、その利便性よりも事故防止を優先する考え方を自らの意志で行ったことです。
②手あてがつく 自主返納すると警察署窓口で引き換えに 公共の乗り物(バスやタクシー)の乗車券ないし割引券が頂けました。回数に限りがありましたが、それを金額換算すれば手当とみなしても良いのかな。お袋の場合それ以外はありませんが、他の行政区域で独自の制度を行っている所もあるかもですので無いと断言は出来ません。
③老後の認知症予防 運転はマルチタスクの思考を必要とする 技能ですので運転していた方が認知症予防
解答リクエストありがとうございます。運転好きな私も自動車免許を返納しなければならない時期が 何れ来ると思うとライフスタイルの見直しをする必要があります。
90歳を迎えるお袋が免許を返納したのが85歳の時でした。私の目から見てまだまだ行けると思えたのですが 本人に言わせると更新時講習がつらい、との事。お袋の運転技量は上手で送迎で乗せてもらっても不安は無かったのですが、後期高齢者に差し掛かると講習のハードルは上がるようですね。質問内容をお袋に当てはめてみます。
①若者から尊敬される その場合の若者とは私のことですね、私は尊敬します。更新する技量がありながら(しなかったけど) 自主返納する勇気ですね。田舎で暮らす私たちにとって生活の足である車、その利便性よりも事故防止を優先する考え方を自らの意志で行ったことです。
②手あてがつく 自主返納すると警察署窓口で引き換えに 公共の乗り物(バスやタクシー)の乗車券ないし割引券が頂けました。回数に限りがありましたが、それを金額換算すれば手当とみなしても良いのかな。お袋の場合それ以外はありませんが、他の行政区域で独自の制度を行っている所もあるかもですので無いと断言は出来ません。
③老後の認知症予防 運転はマルチタスクの思考を必要とする 技能ですので運転していた方が認知症予防になるのではないかと思うのですが、返納後の生活のあり方でしょうね。お袋の場合、家庭菜園の活動に余念がありません。園芸雑誌の購読、栽培技術のテレビ番組の視聴を通して絶えず勉強をしているようです。種子などは通販で求めているようですが、花や野菜の苗を求める場合は私が足になっています。そのように何かに取り組んでいるうちはフレイル予防になっていると思います。
最後に、お袋の場合は私という「足」 があるので、特に生活に不自由は無いようです。私が自主返する頃まで推定15年。そばに足になってくれる人が居れば良いのですが、いない場合は自動運転の車必須だと思います。
以上がQuoraでの問答の内容です。これらは個人の意見であり、必ずしも事実ではないことにご注意ください。
元の質問、回答についてはこちらをご覧ください:https://qr.ae/p2saic